物件基本データ
| 竣工 | 2025年 |
| 所在地 | 愛知県名古屋市 |
| 家族構成 | 夫婦 |
| 施主年代 | 60代 |
ご夫婦が暮らす築38年の家の一階をリフォーム
リフォームの目的は「ご夫婦でお二人で、すっきり暮らせる家」を実現すること。二階部分はクロスの張り替えのみ、一階部分を間取りから全面的に見直すご提案をさせていただきました。
かつて細かく仕切られていた古い規格住宅の間取りを、暮らしやすさを重視して大胆に見直しました。奥様の妹様が設計のお仕事をされていることもあり、妹様のご提案のもと、簾戸や和室の造作材など、“和”の趣を感じられるデザイン要素を随所に取り入れています。
それらの和の要素を活かしながらも、現代の生活スタイルに合ったシンプルで使いやすい動線を確保することにより、空間全体が心地よく生まれ変わりました。家族が自然と集まり、穏やかな時間を過ごせる住まいとなっています。
また、お施主様は当初、建築当時に依頼された大手ハウスメーカーにもお見積りをご依頼されましたが、予算を大きく超えてしまったため、改めてご検討されることとなりました。
大手ハウスメーカーは規格住宅に強みがある一方で、今回のような自由設計によるリフォームでは、どうしても高額になりがちです。私たちアオイノハコでは、これまでにも自由設計の注文住宅や店舗設計を数多く手掛けており、リフォームにおいても柔軟なデザイン提案が可能です。
今回は、大手ハウスメーカーのご提案内容に近いプランを、概ね6割程度のご予算でご満足いただけるかたちでご提案することができました。
こだわったポイント

LDK空間は構造上必要な壁はすべて残し、それ以外の壁を取り払うことで、開放感のある広々とした一体型の空間に仕上げました。
また、在宅勤務をされるご主人様が、奥様との時間を大切にしながら効率よくお仕事ができるよう、造作のワークスペースを設けております。黒いテーブルは、リフォーム前にダイニングテーブルとして使用されていたもので、お施主様にとって思い入れのある家具です。
そのため、リフォーム後も引き続きご使用いただけるよう、LDK全体のデザインに合わせて専用のカウンターを造作し、空間に自然に調和する形で再利用いたしました。
可動棚の場所は、もともと天井から床まで扉が付いたクローゼットでしたが、扉をすべて撤去し、棚板を設置することで機能的な作業スペースへと生まれ変わりました。棚の下部にはコピー機を、上部には書類を収納できる棚を設けており、使い勝手の良いワークスペースとなっております。

キッチンとダイニングをカウンターでゆるやかに仕切った空間設計を採用しております。カウンターの左側がダイニングスペースとなっており、ご主人様の「できたての料理をすぐに味わいたい」というご要望にお応えし、キッチンから調理したお料理をカウンター越しにそのままダイニングテーブルへお運びいただける動線を確保いたしました。
また、奥様の片付けのご負担を軽減できるよう、動線を短く設計しており、家事がしやすく、使い勝手の良いキッチンとなっております。
キッチンの中でも特に目を引くのが、こちらのバックカウンター。全体の和モダンなインテリアに調和するよう、木目の美しい突板を使用した製作家具としてご提案させていただきました。機能性とデザイン性を兼ね備えた、空間のアクセントとなる仕上がりです。
カウンター部分にはハイチェアを設置することで、軽食やちょっとした作業にもご活用いただけるカウンタースペースとしてお使いいただけます。キッチン全体は、製作家具の質感を引き立てるよう、クロスの色味に合わせた白を基調としたコーディネートをご提案いたしました。

和室と隣接する空間との境には、新たに簾戸(すど)を設けました。開放時には空間全体に一体感が生まれ、閉じた際には落ち着きのある個室としてご使用いただけるよう、柔軟性のある設計といたしました。
畳には縁(へり)のない和紙畳を採用し、すっきりとした印象に仕上げております。柱や鴨居などの構造材につきましては、既存のものを活かし、再利用することで、空間に馴染む自然な風合いを保っております。
また、和室向かって右側の枠部分は、もともと押入れとして使用されていたスペースでした。こちらは内部を半分に仕切り、左側を仏壇を安置するためのスペースに、右側を簾戸(すど)の収納スペースとして設計いたしました。

今回のリフォームにおける課題のひとつは、古い鉄骨造の規格住宅に見られる断熱性能の低さによる、冬季の底冷えでした。床の断熱性能を高めるための改修工事を実施いたしました。
既存の床をすべて撤去する方法ではコストが大きくなるため、今回は既存床の上に一段かさ上げを行い、新たな床を新設する形で対応しております。新設にあたっては、木材を横方向に組み、その間に断熱材を敷き込むことで、断熱効果を高めております。さらに、その上に新しいフローリングを施工することで、冬の冷え込みを軽減し、快適な室内環境を実現いたしました。

また、窓には内窓を追加することで、冬の寒さ対策はもちろん、夏場の日差しによる暑さ対策にも効果的な仕様といたしました。内窓の設置に際しては、補助金制度を活用しており、申請手続きにつきましても当社にてサポートさせていただきました。
お施主様の声、感想(家づくりを振り返って)
岐阜に住む建築の仕事をしている妹からの口添えで、今回リフォームをアオイノハコさんでお願いしました。3社から見積りを取ったのですが、アオイノハコさんへお願いして、本当によかったと思っています!家が明るくステキになりました‼︎
リフォームをする前と後に、引越し業者へ荷物移動をお願いしていまして、同じスタッフの方が来てくださったのですが、リフォーム後の部屋に入った瞬間「おー!いいですね☺︎!」と屈託なく言ってくださったので、とても嬉しかったです。
土間収納、ワークスペース、明るくなったリビングダイニング、広く使い勝手の良くなった脱衣所…おそらく、面倒な事もいとわず色々話し合いながら、良い空間が出来たと思います。私たちの意見と、経験値からの意見をうまく形にしていただけたかなぁと。
また、なかなかうまくいかない事も素早く丁寧に対応してくださった事。アオイノハコさんへは感謝感謝です。これからもお世話になる事と思います。どうぞよろしくお願いします!
アオイノハコから
お施主様の妹さんとは、長年お付き合いのある間柄で、今回のリフォームのお話を頂きました。大手ハウスメーカーの軽量鉄骨造、企画住宅、ご主人からは寒さ対策のご要望、奥様からは間取りと使い勝手・インテリアのイメージを変えたいと言うご要望でした。
初めは、こちらのお家を手掛けたハウスメーカーに提案を依頼されていましたが、ご要望を満たそうとすると予算オーバーとなってしまったため、いくつかの工務店へ問い合わせをされたと伺いました。
弊社からのご提案としましては、こだわりの部分はイメージをはっきりお伝え下さり、信頼してお任せ頂けた事が大変ありがたく、メリハリのありるご予算配分する事で、スムーズな減額のご提案にも繋がり、ご契約の流れとなりました。
思い切って和室をコンパクトにし、3畳の畳スペースに、和室やダイニングの下り壁を撤去、LDK空間の天井をひと続きにする事によって、広がりのある空間となりました。再利用された古民家の簾戸・玄関の飾り棚が印象的なインテリア。弊社にとっても大変勉強になりました。
また、内窓の設置・省エネ対象の設備を採用したリフォームでしたので、補助金申請の手続きも弊社にて行いました。お引き渡し後のご夫妻の表情がやわらかく感じられ、新しく生まれ変わったお家で過ごされる時間が充実されている事が伝わり、大変嬉しく思います。
この度は、アオイノハコへご依頼下さりありがとうございました。



