私は、1976年に静岡県に生まれ、地元の航空自衛隊基地の影響でパイロットを志すも、途中で挫折。その後、建築への興味を抱き、名古屋へ進学して建築を学びました。更に高みを目指したかったものの、家庭の事情によりやむなく就職を選択。

前職では、木造、鉄骨造、RC造を幅広く手がける建設会社に勤務し、店舗、マンション、商業施設、住宅など、数多くの施工管理を担当しました。この経験の中で、単なるモノづくりではなく、人々の想いを形にする「コト創り」の重要性を学びました。

当時、施工図面や工程表、段取りや打ち合わせ、現場確認、コスト精査など、膨大な作業を日々こなしながらも、最初の頃は現場に想いをうまく伝えられず、衝突が絶えない状況でした。しかし、激務を乗り越え無事に竣工を迎えた際には、お客様の喜びに触れ、仕事のやりがいを強く感じるようになりました。

その後、結婚を機に家内の実家が営む葵建設株式会社を継承。中規模以上の非木造建築を得意とする中で、住宅建築の魅力に惹かれ、2014年7月には株式会社aoinohakoを設立しました。これまでに数十棟の住宅を手がけ、その多くがご紹介によるものです。
昨今の環境変化や地球温暖化に対応し、安心安全な「世代をつなぐ家づくり」を目指し、日夜精進しています。

その他の活動
2004年　葵建設株式会社（商業施設、店舗建築）　専務取締役就任
2024年　株式会社アオイデベロップ（特定建設業）設立　
代表取締役就任
他、幼少期から空手や柔道などの武道に親しみ、2008年には自身の空手道場「実践空手 葵會」を創設。老若男女に武道の指導を行っています。

曽祖父が創業した葵建設株式会社、子供のころから日々の暮らしの中に仕事＝生業（なりわい）があり、自然と建築業界へ。そんな環境の中で縁のあった夫と夫が立ち上げた住宅事業　株式会社aoinohako.の運営に携わっております。

そんな私ですが、結婚・出産を機に建築業界からは少し距離をおく時期がありました。その時に出会ったパンづくり、家族の為だけに焼いていたパンでしたが　商品としての価値を見出して下さった方とのご縁で　皆様に買っていただける事になりました。パティシエの仕事をしていた妹とは、曽祖父が建てた実家（日本家屋）をリノベーションして店を開きたいね。と　元々ぼんやり話していたので　最小限のスペース・最小限の設備投資（最小限でも厨房機器はプロ仕様）で実家の一部を使って店を開く運びとなりました。古民家リノベーションの姉妹で切り盛りする　洋菓子とパンの店です。店名は葵建設からとって「あおい」。表通り通りからは入っているし、店の入り口も見えない・・・今となってはお客様が訪れる楽しみにもしてくださっている門から玄関（店の入り口）までの庭のアプローチが、入店してもらえるか？心配でした。でも、実家の魅力を最大限に生かした店構えを自分で考えるのはとても楽しく、プランの段階から店が出来上がっていくまでのプロセスや工事の様子をfacebook投稿の告知のみでオープン。全く宣伝広告費はかけていませんが、お客様がお客様をご紹介くださり　順調に経営することができており、2024年9月で10周年を迎えます。

実家(あおい)の隣地にあった　社屋の建替え・自宅の新築に伴い、再び建築業界へ。家族に協力してもらい「あおい」の店を切り盛りしながらの日々、効率よくスッキリ片付いていて　でも、自分にとって一番居心地の良い素敵な空間にしたい。家族でご飯の時間も楽しみたい！　家づくりを考えているご希望の方には　そんな我が家を包み隠さず見ていただき、快適なスーパーウォール工法を体感いただいています。

アオイノハコ.・葵建設の社屋、社屋の1階にある　補助金（事業再構築補助金）を利用した事業「継手」もまた、弊社グループの強みである他にないデザインを作り上げるオーダー製作家具のノウハウを体感できる空間です。小さな小さな店ですが、効率よく商品を収納できる壁面収納は和紙を貼ることで圧迫感のない柔らかい質感を目指し、好きなワインを楽しむイベントも企画したくて、作り付けのワインセラー専用の家具にはワイングラス収納スペースも！冷たく感じる電化製品を空間と一体になる家具に収めることによって　心地よい空間を生み出しています。重厚感のある実家の日本家屋・杉板型枠のコンクリート打放しが印象的な我が家とは違うシンプルで上品な空間の「継手」。通常は娘がお世話になった方からご縁を頂いたリネンのお洋服の取り扱いをしています。本当に着心地がよく　世代を問わず着ていただける自然に還るお洋服たち。このご縁によって、衣食住のご提案が叶いました！　本当に愛着の持てるものを大切にしたミニマムな暮らしです。　

ご縁によって与えられた機会を受け入れて、本当に一歩一歩ですが　自分の「好き」の感覚に素直になって、いろいろなことに挑戦してみる。足りないことだらけの私ですが、家族・恵まれたスタッフに支えられて感謝の日々です。