NEWS
2025.9.4
カテゴリ: アオイマガジン
地鎮祭とは?|当日の流れ、服装マナー、費用(初穂料・玉串料)、お供え物など事前に知っておくと良いことを解説します。

地鎮祭という名前は聞いたことあるけど、実際何するの?用意するものはある?と少しドキドキしませんか?今回のアオイマガジンでは弊社ではどのように地鎮祭を行っているか紹介いたします。少しでも皆さまの参考になると幸いです。
地鎮祭ってなに?
地鎮祭(じちんさい)とは、家や建物を建てる前に、工事の安全と無事完成をお祈りする儀式のことです。日本の伝統的な儀式です。目的は、工事の安全と住む人の幸せを祈ることです。神主さんが祭壇を設け、お祓いやお祈りをします。
地鎮祭の主な目的は以下の3つです。
▪土地の神様に許しを得ること
「この場所に家を建ててもよいでしょうか」と神様に報告します。
▪工事の安全を祈ること
家を建てるときに事故やトラブルが起きないように、安全をお願いをします。
▪家族や建物の繁栄を祈ること
新しい場所での暮らしが幸せになるよう願います。
日取り
大安や縁起のいい日にちの午前中を選ぶことが多いです。ただし、縁起がよいという目安なので、他の日でも調節は可能です。『建築吉日カレンダー』を確認して、建設会社と神主さんと相談をして建築に適した日取りを決定します。弊社では、お施主様のご都合のよい日にちを伺い、工事担当者と神主さんとで日取りを決めていきます。
下記のサイトから簡単に日取りを検索することができます。
参加者
一般的にはお施主様ご家族、ハウスメーカー・工務店などの工事をする人、神主さんが参加して地鎮祭を行います。
地鎮祭に用意するお供えもの
地鎮祭のお供え物には、神様への感謝と祈りを込めた「五品(ごひん)」や「七品(しちひん)」と呼ばれるものを準備します。「山の幸」「海の幸」「野の幸」など、自然の恵みを神様にお供えします。「米・酒・塩・水・野菜・魚・果物」の7種類が基本セットになります。
お米:白米(洗った生米)
お酒:清酒(一升瓶1本など)
塩:粗塩など
水:ミネラルウォーターなど
野菜:大根、にんじん、きゅうりなど季節の野菜3種以上
魚:イカ(スルメなど乾物を使用することが多い)昆布、寒天
果物:りんご、みかん、バナナなど季節の果物3種以上
地鎮祭の行う流れ
①祭壇の準備
神主さんが神様をお迎えするための祭壇を設けます。米、塩、水、野菜、魚などを供えます。
②お祓いと祝詞(のりと)奏上
神主さんが土地を清め、神様にお祈りの言葉(祝詞)を捧げます。
③鍬入れ(くわいれ)の儀
掛け声と共にお施主様が草刈りの仕草、施工会社の代表が土を掘るなどのしぐさをする儀式です。
お施主様の役割は地鎮祭の前に神主さんよりあらかじめ説明がありますのでご安心ください!
1.片方の手で草を持ち、もう片方の手でカマを持つ→掛け声と共に3回草を刈るしぐさ「エィ(1回目)」「エィ(2回目)」「エィ(3回目)」→草を抜く
④玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神様に榊(さかき)をお供えしてお祈りします。榊の向きを神様の方へ向けてお供え(時計回りに回転)→二礼二拍手一礼
⑤撤饌(てっせん)・乾杯
お供え物を下げ、神酒(お神酒)で皆さま乾杯し(お車運転の方は口に触れるだけで大丈夫です)、地鎮祭が終了します。お供え物(みかん箱1つくらい)とお神酒(一升瓶)はお下がりですのでお施主様にお持ち帰り頂き召し上がって頂きます。
⑥ご参加の皆様で記念撮影
参加者の方、皆様で記念撮影を行います。
地鎮祭の費用
アオイノハコでは、地鎮祭で必要なもの(お供え物・祭壇・テント等)は弊社にてご用意し、神主さんにお渡しする「初穂料(はつほりょう)」という謝礼をお施主様にご負担いただいております。多くの工務店がこの形式を取られています。
初穂料または玉串料
「初穂」とは、昔の日本において、その年に最初に収穫された稲(お米)のことです。この最初の収穫を神様に感謝の気持ちを込めて捧げたのが、「初穂を捧げる」という習慣の始まりなのです。これが時代とともに、「物」ではなく「金銭」として納める形に変化をし、今の「初穂料」という言葉として残っています。
現代では「初穂料(はつほりょう)」とは、神社などで祈祷(きとう)やお守りの授与を受ける際に、神様に捧げるお金のことです。これは、神様へのお供え物としての意味合いを持つ「謝礼」や「お礼」です。一般的に3万円~5万円程度となります。弊社ではあらかじめご用意する金額をお伝えします。
お供え物
上記で記載したお供え物のみであれば、一般的に5,000円〜1万円程度となります。他にも祭壇・設営費用やご近所への挨拶品などの費用もありますので、全体的な費用は家を建てるハウスメーカーや工務店との事前打ち合わせが大切です。
神主さんのお車代
神主さんへのお車代は一般的に 5,000円〜1万円 程度となります。こちらものし袋に入れて渡します。弊社の場合はお車代は不要です。
のし袋(初穂料)の書き方
白い無地の封筒に「初穂料」又は「玉串料」と記載してお施主様にご持参いただきます。地鎮祭が終わった後のタイミングでお施主様より神主さんにお渡し頂きます。
-
表書きは「初穂料」又は「玉串料」と書き(縦書き)、筆ペン・毛筆・濃い黒のサインペンなどの滲みにくくハッキリと書けるものを使用すると良いです。(慶事は初穂料と記入する場合が多いです)
-
「初穂料」の下段:依頼者の名前(フルネーム)
-
中袋には金額を記入します。(例:「金五千円」など)裏面には左下に「住所」と「氏名」を記入します。
-
中袋に記入した後、お札の肖像画が表向き・上向きになるようにお金を入れます。
地鎮祭に関するよくある質問
Q1.どんな服装で参加したらいいの?
新築一軒家などの個人住宅であれば普段着で大丈夫です。失礼のないような服装を心がけるとご近所の方にも印象が良いかもしれません。具体的には落ち着いた色味の服・襟付きシャツ等のイメージです。工事前の敷地(屋外)で地鎮祭を行うので地面が土・石や雨上がりの可能性があるので、動きやすい靴をおすすめします。スニーカーでもOKです!
Q2.何か用意するものはある?
お施主様にご準備いただくのは、神主様へお渡しいただく「初穂料(はつほりょう)」という謝礼のみです。お車代は不要です。弊社では、テントやイスの設営をはじめ、榊・お供え物・お神酒など、地鎮祭に必要なものをすべてご用意いたします。前述の通り、地鎮祭とは、建築会社が工事の安全を祈願し、お施主様が土地に建物を建てることを報告し、今後の繁栄を願う儀式となりますので、施主様とご協力してご準備を進めさせていただきます。
Q3.初穂料はいくらかかる?
一般的に3万円~5万円程度です。(あらかじめ金額をお伝えします)白い無地の封筒に「初穂料」又は「玉串料」と記載してお施主様にご持参いただきます。地鎮祭が終わった後のタイミングでお施主様より神主さんにお渡し頂きます。
Q4.どれくらい時間かかる?
ご祈祷は30分程度ですが、前後の時間を考えると全体で1時間程度です。
Q5.子どもは連れて行って大丈夫?
もちろん大丈夫です。弊社スタッフにて記念撮影をしますのでご家族皆さまでご参加ください。
Q6.地鎮祭はやらないといけないの?
必ずしもやらないといけないものではないです。お施主様の自由となりますが、弊社のお施主様は、皆様が行われております。
まとめ
今回は地鎮祭についてご紹介いたしました。難しい言葉がたくさん出てきたり、またどう行ったらいいか不安もあるかと思いますが、事前準備から当日までアオイノハコスタッフがしっかりサポートいたしますので、ご安心ください。分からないことがあれば、ご気軽にご相談くださいね。