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おすすめの木材保護塗料「キシラデコール」について|仕上がりが確認できる施工事例もご紹介

木製フェンスを使用した外観

木製のフェンスやテラスは施行すぐはキレイだけど、数年経つと色が落ちたり、腐食したりと…木製を採用するか悩んでいる方いませんか?実は数年置きにお手入れすれば大丈夫なんです。

今回の記事では弊社おすすめの木材保護塗料「キシラデコール」を施工事例付きでご紹介します。

キシラデコールとは

キシラデコール(Xyladecor)は、屋外木部用の木材保護塗料でドイツの老舗塗料メーカー「バルティス社」が開発したもので、屋外の木材(ウッドデッキ、外壁、ログハウス、フェンス、門扉など)によく使用され、油性が主流です。

木材をシロアリ等から守る成分が含まれており、防腐・防虫効果があります。紫外線や雨風に強く、長期間木材を保護してくれます。

木材保護塗料は水性と油性どちらが良いのか

木材を長く美しく保つためには、塗料による保護が大切です。木材保護塗料には「水性」と「油性」の2種類があり、それぞれに特徴や適した用途があります。水性と油性塗料の違いやメリット・デメリット、用途に合った塗料の選び方を解説します。

水性塗料は「水」を、油性塗料は「有機溶剤(シンナーなど)」を主成分としており、それぞれ成分の違いによって、においや乾燥時間、耐久性などに差が出ます。

水性塗料はにおいが少なく、乾きが早いです。室内でも使いやすいです。油性塗料は耐久性が高く、雨や紫外線に強いです。主に屋外向きです。

■ 水性塗料のメリット・デメリット

◎ メリット:においがほとんどなく、室内作業でも安心です。乾燥も早く、短時間で作業ができます。作業後、ハケや手も簡単に洗うことができるので使用しやすいです。

✕ デメリット:油性に比べると耐久性・撥水性がやや劣り、塗膜が柔らかく、傷がつきやすい場合もあります。屋外使用には不向きな製品もある(製品により異なる)ので注意が必要です。

■ 油性塗料のメリット・デメリット

◎ メリット:雨や紫外線に強く、屋外でも長持ちし、木材にしっかり浸透するので、木目の美しさを引き出すことができます。耐久性・撥水性が高く、メンテナンス頻度が少なくなります。

✕ デメリット:シンナー臭が強く、換気や保護が必要になり、乾燥に時間がかかります。使用後のハケや道具の洗浄が水性に比べると面倒(溶剤が必要)かもしれません。

 木材塗料の選び方のポイント

  • 室内で使う家具や棚 → 水性塗料(においが少なく、安全)
  • 屋外のウッドデッキやフェンス → 油性塗料(雨・紫外線に強い)
  • DIY初心者や子どもと一緒に作業 → 水性塗料(扱いやすく安全)
  • 頻繁にメンテナンスできない場所 → 油性塗料(長持ちする)

水性と油性、どちらを選ぶべき?

室内や扱いやすさを重視するなら水性塗料、屋外での耐久性や保護性能を重視するなら油性塗料がおすすめです。それぞれの塗料には長所と短所があるので、目的や使う場所、使用者のスキルに合わせて最適な塗料を選ぶことが良いと思います。

木材の塗装はDIYできるのか

ウッドデッキの塗装

結論から言えば、木材塗装はDIY可能です。ホームセンターや通販にて、初心者向けの塗料や道具が手軽に手に入るので、手順もそれほど難しくありません。

屋内の棚や小物はもちろん、ウッドデッキやフェンスといった屋外の構造物も、DIYでもしっかり仕上げられます。キシラデコールのウッドデッキの塗り替えDIYのやり方は以下の記事をご参照ください。

ウッドデッキ塗り替えDIYのやり方を詳しく見る

おすすめ塗料「キシラデコール」の特徴

1.防腐・防虫・防カビ効果が高い

キシラデコールは、防腐剤・防虫剤・防カビ剤を含んだ塗料なので、塗るだけで木材の劣化を防ぎ、長持ちさせることができます。

2.木目を活かす仕上がり(浸透型)

表面に塗膜を作るのではなく、木の内部に浸透するタイプの塗料なので、木材の自然な風合いや木目をそのまま活かすことができ、美しい仕上がりを求める方におすすめです。

3.高い耐候性で屋外使用に最適

紫外線や雨風による劣化を防ぐ性能が非常に高く、屋外の木材保護に特に強いのが特徴です。木製のフェンス、テラスにも広く使われています。

4.豊富なカラーバリエーション

カラーが豊富なので、建物や庭の雰囲気に合わせて選ぶことができ、ナチュラルな木目調から濃いブラウン、グレー系までたくさんあります。

キシラデコールの注意点とデメリット

キシラデコールは油性タイプのため、塗装中は溶剤のにおいが気になるので、屋内での使用や、換気が難しい場所では注意が必要です。

塗装道具の手入れがやや面倒で、使用後のハケやローラーは、ペイント薄め液(シンナー)で洗浄する必要があり、水では落ちないため、後片付けにやや手間がかかります。

また、 浸透型なので塗り直しが必要です。表面に厚い塗膜を作らない分、数年ごとに再塗装が必要(一般的には3〜5年)ですが、重ね塗りも簡単なので、メンテナンス自体はしやすいです。

 キシラデコールのカラーバリエーション(一部)

キシラデコールはカラーバリエーションが豊富です。※ 色の出方は木材の種類や状態によって変わるので、テスト塗りをおすすめします。

キシラデコールの色

色選びのポイント

  • 明るく柔らかな木質感:ひのき、スプルース、ピニー
  • 落ち着いた深みある茶色:チーク、ウォルナット、エボニ
  • 鮮やかで彩度の高い色:べんがら、スプルース
  • クールでモダンな印象:シルバグレイ、ブルーグレイ、ジェットブラック
  • 和風や自然調で渋く魅せたい:オリーブ、タンネングリーン、マホガニ
  • 柔らかく明るくまとめたい:ワイス、ひのき

キシラデコールに関するよくある質問(FAQ)

Q1. キシラデコールの耐用年数は?

A1. 使用環境や木材の種類など条件によって異なりますが、一般的に3〜5年が目安です。日当たりや風雨の影響を受けやすい場所では耐用年数が短くなることがありますので、定期的な点検と再塗装をおすすめします。


Q2. キシラデコールは下塗りが必要ですか?

A2. キシラデコールは下塗り不要の浸透型塗料です。木材に直接塗布し、内部に浸透して防腐・防カビ・防虫効果を発揮します。ただし、下塗りは不要ですが、掃除などの下処理は必要となります。


Q3. キシラデコールの乾燥時間は?

A3. 通常、指触乾燥は約3〜4時間、重ね塗りは乾燥時間は約6〜8時間です。気温が低い・湿度が高い場合はさらに時間がかかります。


Q4. キシラデコールの2度塗りの間隔は?

A4. 1回目の塗布後、6〜8時間以上の乾燥時間を置く必要があります。完全に乾いてから2回目を塗布してください。塗り重ねることで耐久性が向上します。


Q5. キシラデコールは雨天でも塗ることが可能ですか?

A5. 雨天や湿度の高い日には塗装を避けた方が良いです。定着が悪くなり、乾燥不良やムラ、剥がれの原因になる可能性があります。施工後24時間以内に雨が降る可能性がある場合も避けた方が良いでしょう。


Q6. 塗装に使用した布やウエスはどのように処分すればよいですか?

A6. 使用後の布やウエスは自然発火の恐れがあるため、水に浸してからビニール袋等に密封し、自治体の指示に従って処分してください。


Q7. キシラデコールは屋内でも使えますか?

A7. 原則として屋外用の塗料です。有機溶剤を含むため、屋内での使用は避けた方がよいでしょう。どうしても使用する場合は十分な換気を行い、体調に注意しながら行ってください。


Q8. キシラデコールの塗布方法にはどんな種類がありますか?

A8. 刷毛塗りとローラーで塗布することができますが、刷毛塗りが一般的です。刷毛塗りが最も浸透性と仕上がりが良いです。木目に沿って、塗ることで効果が高まります。


Q9. キシラデコールの保管方法は?

A9. 直射日光を避け、冷暗所に密閉して保管しましょう。火気の近くには置かず、子どもやペットの手の届かない場所に保管してください

キシラデコールを塗るときに用意するもの

キシラデコールの施工事例をご紹介

ここからはキシラデコールの施工事例をご紹介します。実際の施工写真を交えて、どのように住まいの外観やウッドデッキが変化したのかをご確認いただけますので、塗装を検討されている方はぜひ参考になさってください。

①#109シルバグレイ

左の写真ドア:米松 右の写真フェンス:杉

同じ色で塗装していても、木材の種類によって染み込み具合や発色が異なり、それぞれに違った表情を見せてくれます。ドアとフェンスのように場所ごとに木の種類を変えることで、同じ色を用いながらも全体の雰囲気に変化をつけることができます。


②#116ブルーグレイ

木の種類:エコアコールウッド

エコアコールウッドは、薬剤を使わずに熱と圧力で処理された、環境にやさしくて長持ちする木材で、腐りにくく、シロアリにも強いため、屋外でも20年以上使えるほどの高い耐久性があります。薬剤を使っていないので、子どもやペットが触れても安心です。

テラス

テラスアップ写真


③#110オリーブ

木の種類:ヒノキ

ヒノキは節が多くなりますが、比較的安価で手に入りやすく施工しやすい為、フェンスによく用いられます。

ひのきを使用したフェンス


④色:#103チーク

木の種類:ヒノキ

軒裏も木板貼なので、その色に合わせて施工しており、エクステリアと建物をコーディネートしています。

ひのきを使用したフェンス

木製フェンス


⑤色:#103チーク

木の種類:屋久島地杉・半割フェンス材

半割フェンス材は、ナチュラルで素朴な雰囲気が魅力です。庭や外構に使うと、自然なやさしい景観をつくることができ、環境にも人にもやさしいです。自然素材を活かしたフェンスを作りたい方におすすめです。

木製フェンス

屋久杉を使用したフェンス


⑥色:#105カスタニ

木の種類:セランガンバツ

セランガンバツは硬くどっしりとした印象がある為、落ち着いた雰囲気になります。セランガンバツは他に比べて硬く、下穴を事前に開ける必要がある為、施工費が高くなります。

テラス

セランガンバツを使用したテラス


⑦色:#111ウォルナット

木の種類:屋久島地杉・半割フェンス材

黒をベースとしたスタイリッシュな雰囲気をお好みでしたので、落ち着いた色味のウォルナットを選択されました。濃い色味ですと、経年劣化の汚れも目立ちにくくなります。

木製テラス


⑧色:#111ウォルナット

木の種類:レッドシダー

表面が粗い外部用のレッドシダー(ザラっとした仕上げ)にウォールナット色です。⑦とは、樹種の違いと表面の質感の違いで染み込み具合の違いがあります。

レッドシダーを使用した外壁

外壁用のレッドシダーを採用(ザラっとした仕上げ)

 

室内用レッドシダー

室内用のレッドシダーは表面が滑らかな印象

⑨色:無塗装

木の種類:カラマツ

最後にキシラデコールは用いていませんが、人気の木材をご紹介します。

カラマツは、強度が高く水に強い国産針葉樹で、外壁材としても人気がある木材です。始めは明るい赤みがかった色合いですが、年月が経つと日差しや雨風の影響で、落ち着いたシルバーグレー色に変化していきます。

こちらの外壁は無塗装にし、シルバーグレーに経年変化する楽しみがある外観です。あえて軒は作らず変化にムラがでないようにしています。

カラマツをたっぷり使用した外壁

まとめ

キシラデコールは木材の防腐・防虫・防カビに用いられる木材保護塗料で、木材に塗装することで「木を守る」+「見た目を整える」ことができます。木の寿命を延ばし、美しさも保つことができるので、ウッドデッキやフェンスなど屋外の木部に使用されます。

色も豊富で木目を活かしたナチュラルカラーです。仕上がりは塗料が木材への染み込み具合と使用する木材本来の色で違ってきます。木それぞれに個体差があるので、同じ木材でも多少の仕上がりの差はあります。弊社では、木のもともとの色や木の個体差などをお施主様に説明し、理解していただいた上で色の決定をしています。

お客様のイメージしている家やご予算にあったご提案させていただきます。木製のテラスやフェンスをご希望の方はお気軽にご相談ください。

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